キャンプ、楽しんでますか?
バイクでのデュオキャンプから入った私ですが、キャンプをしたことがない状態でのギア選びはまさに暗中模索でした(笑)
色々と調べながらデュオキャンプ用に買ったテントはsnowpeakのアメニティドーム。
前室を跳ね上げることが出来るから、タープは必要ないハズだったんです。
でもいざ実際にキャンプに出掛けてみると、「やっぱりタープあった方が便利じゃない?」と思い…。
相談らしい相談をせず購入したのはtent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) ムササビウイング13ft.TC“焚き火”バージョン。
これが大のお気に入りになりました♪
ソロキャンプを始めてからは、私の心強い相棒になりましたよ♪
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) ムササビウイング13ft.TC“焚き火”バージョン
tent-Mark DESIGNSのムササビウイングは、堀田貴之氏プロデュースのTULSATIME ムササビウイングの復刻版です。
いろんなバージョンがあるけれど、シルエットは全部一緒です。
違うのは、タープの素材。
素材が違うから重さがずいぶん変わってきます。
正直キャンプツーリングに持って行くのなら、もっと軽くてコンパクトになるタープの方が絶対オススメなんですよね…。でも、このデザインめっちゃかっこよくないですか?
このライン…セクシーっ☆すごく魅力的っ!
そしてそして焚き火バージョンと名前だけあって、そばで焚き火をして火の粉が飛んでも穴があきにくいんです!
防炎加工されているわけじゃないから、タープ直下で焚き火となると難燃シートが必要だけれど…そばで焚き火するくらいなら問題ナシです☆
とはいえ、火の大きさと火の行方には十分注意してくださいね!!
スペック
- サイズ 約390cm×390cm、幅240cm
- 重さ 本体1,900g
- 素材 コットン混紡生地(ポリエステル65%,コットン35%) 撥水加工済み
- 付属品
- 収納袋
- 張り綱 4.5m…1本、3.5m…3本、1.5m…2本
水に強い
先日、予定していたキャンプの日が土砂降りの大雨の日になってしまいました。
さすがに大雨の中バイクでのキャンプは無理だし、かといって中止にするのは残念過ぎるし…ということで、車を出してもらってキャンプに行ってきたんです。
雨の中濡れることなく目的地につける車での移動は快適そのもの…だけどやっぱりバイクに乗って走るのが楽しいな…と思いつつ現地に着くと本当の本当に土砂降り(笑)
やみそうな雨なら車の中でやり過ごしても良かったんですけど、予報は次の日までずっと雨だったので設営を開始しました。
とにかく屋根を作らなきゃ!ということでタープを張ったんですけど、本当に屋根って感じでした。
水にぬれても多少色が変わるくらいでしみこんできている感じは全然なく、撥水力がすごいから水滴がタープを滑り落ちるんですよね。
初めての土砂降りの中で張ったタープだから水の通り道を作ってあげられなくて、雨の好きなところに水柱ができちゃいましたけど…(笑)
それでも、土砂降りの中でも安心していられる屋根となってくれるタープにまた惚れ直しちゃいました。
火にももちろん強い
なんといっても火に強い。
何回もいうけど火に強い。
デュオのときもソロのときもそうなんですが、焚き火が大好きすぎて結構焚き火との距離が近いんです。
おかげでデュオのときのメインテーブルであるヘリノックスのテーブルは火の粉が飛んで穴があいてしまっているし、前室に敷いてあるピクニックシートなんかも穴だらけです(笑)
でも、タープは全然なんともありません。
過信し過ぎには注意が必要だけれど、耐久性という意味では安心感がありますよね。
一応メーカーサイトでは下記のように注意書きがあります。
通常のタープよりは綿混紡で火の粉による穴があきにくい素材ですが防炎加工ではございませんのでタープ内での焚火はご遠慮ください。
出典:https://www.tent-mark.com/musasabi-wing/takibi_ver.php
日差しに強い
真夏に遮るものがない開放的なキャンプ場の場合、木陰がなくて苦労します。
林間サイトなら木漏れ日が気持ちいいとなるところだけれど、そうはいかないこともあります。
ムササビウイングなら生地が厚手なので、日差しをしっかりと遮ってくれます。
実際、タープで出来る影は結構濃い影で、日差しを遮ってくれているのがよくわかります。
私がソロのときに使うテントはアライテントのエアライズです。
エアライズはとっても軽くて扱いやすいテントだけれど、難点もあります。
山岳テントなので高地での就寝を考えられていて、風通しという意味ではよくないのです。
(高地では夜の冷え込みが激しいので風通しを良くしていたら寒くて眠れない)
加えて軽量化されているので、ダブルウォールのテントだけれど1枚1枚の生地は薄めです。
真夏の炎天下にテントを張ってその中に入ったら、蒸し風呂もいいとこです(笑)
とてもじゃないけど中で過ごすことなんてできません。
そんなエアライズですが、ムササビウイングの下に完全に入れてしまうとびっくりするくらい温度が変わります。
テントに直接日差しが当たらなくなるだけでこんなに涼しくなるものなんだと実感した、真夏のキャンプでした。
ムササビウイングってちょっと残念💦
重い
例えばモンベルのミニタープHXなら、スタッフバッグやペグ・張り綱全部入れても870gと軽量です。
バイクでのキャンプといえば、何よりも重要なのが重量とコンパクト性です。
積載が限られるんだから、当たり前の話です。
残念ながらムササビウイングは、重量・コンパクト性双方とも合格点とはいえないかもしれないです。
重さはスタッフバッグを入れれば2kgを超えてしまいます。
ずっしりとした重量感…💦
生地がしっかりしている分風にあおられた時にかかってくる力もすごいです。
アルミペグではこころもとありません。
私は村の鍛冶屋のエリッゼステークを愛用しています。
風にあおられやすいタープに使うので、28cmのものを使っています。
1本約190gのペグが8本なので、ペグの重量は1.5kgほどになります。
タープとペグとを合わせると3.5kg…さすがに重すぎると言われても反論できません…。
ポールやペグが別売り
自由度の高いムササビウイングには、張綱は付属品として付いてきますが、ペグとタープは付属品がありません。
使う人が自由に選べるようにというメーカー側(というか堀田さんの意向かもしれない)の配慮です。
私は同じテンマクデザインのアルミアップライトポール180を愛用しています。
デュオのときは180cmじゃ低いとクレームが出たので(笑)、DODのビッグタープポールを使います。
こうやって使い分けが出来るように…ということなのかもしれないですけど、正直やっぱり最初からセットになってくれている方が楽だなぁと思ったりします。
付属の張り綱が短い・少ない
付属品として付いている張綱は全部で6本です。
1番長いもので4.5m、短いものは1.5mです。
1.5mって結構短くて…でも、この写真をみるにかなり低めに使う設定なんでしょうか?
私はポールの2か所は2本ずつ使わないとひとりではタープが立てられないので、合計8本の張綱を使います。
加えてデュオのときに使う長いポールだと張綱の長さが全然足りないので、別の張綱を使っています。
でもまぁ足りないのなら張綱を買い足せば良いし、もともと張る人の自由が利くようにと設定されているものだからこんなものなのかもしれません。
収納袋が小さい
バイクでのキャンプを楽しんでいる私にとっては、結構大変な問題です。
スタッフバッグのサイズはタープをキチキチに畳んでくるくるまとめれば入るギリギリのサイズなんです。
撤収の日が晴れていれば何の問題もないんですが、問題があるのは雨の日の撤収です。
車のキャンプなら雨の場合はクルクルまとめてしまってビニール袋なんかに入れてしまえば問題ナシですが、バイクだとそういうわけにはいきません。
収納場所にキチンと収納出来ないと出発できません(笑)
収納袋の縦サイズを確認しながらなるべく細長くスマートに畳んで巻いていけば良いのですが…焦っているときってなんであんなにうまくいかないんだろう。
最近はクルクルとまとめたあとにコンプレッションベルトを使ってさらにコンパクトになるように工夫してみています。
ムササビウイングって最高!
雨に強い
キャンプ場って山のほうにあるから、行っている間全く雨に降られないっていうことは珍しい気がします。
少なくとも私は、雨に当たらなかったキャンプの経験って1回しかありません(笑)
雨女ではないと思うんですけど…💦
夜になってからだったり明け方だったり、夏だったら夕立にあたったり…どうしても天候の変わりやすいところにいることを痛感することが多いです。
そんなときでもムササビウイングだと安心していられます。
雨粒がコロンコロンになって流れていくのを見るのもすごく楽しいです(笑)
メーカーサイトによると、ムササビウイングには水にぬれると膨らみ目止め作用が出る特殊な糸を使用しているそうです。
ようは、水分を含んで膨張して目がつまってくれるってことでしょうか?
生地自体心配する必要はないので、問題は張り方ですね。
雨の抜ける道を作るように張ることを頭の片隅に入れていった方が良いかもしれないです。
そばで焚き火OK!
もうね、本当にね、コレにつきます。
焚き火がタープに近くなるとやっぱり心配で凝視してしまいますが、基本的に火の高さと焚き火とタープの距離に気を付けていれば何の問題もありません。
ただ完全にタープ直下で焚き火がしたいとなると心配なので、専用の難燃シートを使った方が良いかも。
設置すると親子タープみたいになってかわいいです(笑)
やっぱりカッコイイ!!
キャンプのギア選びって、結局コレに尽きるんじゃないかと思うんですけど…。
ホント、かっこいいんです。
見た目、大事。
むしろ、見た目が好みでないとキャンプ中のテンションに影響します。
ギア選びは好みのギアに出会えるかどうかが大きいと思いますが、私にとってムササビウイングは見た目も兼ね備えたサイコーなタープです(笑)
張り方自由!なムササビウイング
ソロのときは基本的に小川張りにして使います。
その日の天候や気温に応じて、テントの位置を少し変えるくらい。
でもデュオのときは小川張りみたいにテントと連結してっていうのは少ないです。
デュオキャンプのとき
テントの横にリビングスペースとして活用することが多いですね。
今持っているポールが全部で3本なので、3本で出来る形に限られます。
もう1本ポールを買い足すか悩んでいます。
林間サイトの場合は木にくくりつけたり、車で行ったときは車のキャリアにくくりつけたりしてアレンジしています。
ソロキャンのとき
ソロに関しては本当に小川張り一択です。
日差しがきつかったらテントを完全にタープの中に入れてしまうので、リビングスペースが狭くなるのが難点…。
大雨でバイクを濡らしたくなくてバイクまでタープの下に入れたときは、狭くて身動きとれませんでした(笑)
結局雨が降っても降らなくても夜露でバイクは濡れるから諦めよう!と、最近はタープの下にバイクを入れることはなくなりました。
そもそもムササビウイングを選んだそのわけは…
ソロも視野に入れて
ムササビウイングを買うときには、いつかソロキャンプがしたい!と思っていました。
ソロで使う予定だったアライテントのエアライズには前室が申し訳程度にしかありません。
やっぱり前室やリビングスペースとなるような場所を確保したかったんですよね。
それに加えて、デュオのときに使うアメニティドームとあうものが欲しかったんです。
選んで実際使ってみて、やっぱりムササビウイングを選んで良かったって思っています。
雨でも焚き火がやりたかった!
キャンプに行くのに何がイチバンしたいって人それぞれだと思いますが、私にとっては焚き火です。
バイクでのキャンプがメインの私には冬はキャンプに行けない=焚き火が出来ないので、禁断症状が出るくらい(笑)
だから真夏のキャンプでも必ず焚火はやります。
雨だからって焚き火を諦めたくなかったんです。
雨でも焚き火がしたい!
それならタープの下で焚き火が出来るように素材を選ばないと!
ムササビウイングにたどり着いたのは、私の焚き火熱のおかげでした(笑)
色!素材!ライン!
ムササビウイングのラインが好きです。
シルエットと言えばいいんでしょうか?
要は、カタチ?
ちょっと曲線を描いてまとまっているあのラインがたまらなく好きです。
重さと価格の関係で諦めましたけど、コットンバージョンも捨てがたかった…。
TCタープのベージュというか茶色というか…の色もとても好きですが、より白さの際立つコットンタープにはかなり惹かれました。
最終的には重さと価格に加えて、アメニティドームにはTCの方があうなと感じたのでTCタープを選択しました。
パイピングの色がまたいいんですよね。
それに合わせてポールを赤にチョイスしたくらい☆
まったりと落ち着いてチェアに座って焚き火を眺めながら、たまにタープを眺めてニヤニヤしてしまいます(笑)
まとめ
ギア選びって大変だけどすごく楽しいですよね。
むしろ最近の私にとっては欲しいと思ったものに、買う必要ない理由を付けて諦めさせることの方が大変ですが…(笑)
なによりも大切なのは、自分にとって好みかどうかではないかと思っています。
惚れ込んだギアを使ったキャンプはそれだけでテンションがあがるし、何回も惚れ直すからずっと使いたくなるし…。
ムササビウイングを買ったとき、私にとっては高い買い物だったので正直かなり悩みました。
でも、少し値が張っても自分が惚れ込んだギアを買っておいて本当に良かったと思います。
自分だけの素敵なギアに出会えますように…☆
素敵なキャンプライフを♡~(>᎑<`๑)
ムササビウイング13ft.TC“焚き火”バージョンのスペック
- サイズ 約390cm×390cm、幅240cm
- 重さ 本体1,900g
- 素材 コットン混紡生地(ポリエステル65%,コットン35%) 撥水加工済み
- 付属品
- 収納袋
- 張り綱 4.5m…1本、3.5m…3本、1.5m…2本
ムササビウイングのイマイチなところ
- 重い
- ポールやペグが別売り
- 付属の張り綱が短い・少ない
- 収納袋が小さい
ムササビウイングの素敵なところ
- 雨に強い
- そばで焚き火OK!
- やっぱりカッコイイ!!
- 日差しに強い
- 張り方は自由!