「エンジンオイルくらいは自分で交換できるようにならないとね。」と常々呪文のように言い聞かされていた私…。
なぜか先行してバッテリー交換に初挑戦!
「これなら、オイル交換もイケるんじゃないない!?」と気分が乗ったのでついにチャレンジしてみましたよ♪
※手順は車種によってバラつきがあり、今回の記事内容はバリオスⅡに限ります。
整備手順にのっとった方法ではないので、あくまで素人の体験談です。
エンジンオイルの交換頻度
エンジンオイルの交換は、3,000~5,000kmに1度もしくは半年に1度といわれています。
私は通勤でも乗っているし、キャンツーに行ったりちょっと写真を撮りに行ったりと、結構頻繁に乗るほうだと思います。
エンジンオイルはバイク屋さんにお願いしていた頃から、3,000kmに1回は必ず交換をしていました。
普段そんなに頻繁に乗らない人でも、オイルは空気に触れていると酸化していきます。
3,000kmに到達していなくても、半年ごとにオイル交換をすることをオススメします。
オイル交換後はエンジンの調子もよくなるし、結構気持ちが良いですよ♪
準備物するもの
エンジンオイル(10W-40)
バリオスⅡのエンジンオイルは二輪車用の10W-40を選びます。
今回私はKawasaki純正のオイルを入れてみましたが、純正にすると結構値段が張ります。
支出を抑えたい人はカストロールのエンジンオイルが良さそうです。
ちなみに10W-40の数字は何を表しているのか調べてみました。
WはWinter(冬)の頭文字で10Wが低温粘度、40が高温粘度を表しているそうです。
低温粘度はどれくらいの外気温で使用できるかの基準になっているようです。
- 0W→-35℃
- 5W→-30℃
- 10W→-25℃
- 15W→-20℃
- 20W→-15℃
- 25W→-10℃
私が住んでいる安曇野は、真冬ものすっごい強烈な寒波が来ない限りは最低気温はだいたい-10~15℃くらいなので、10Wだと対応しているということになりますね♪
高温粘度は外気温ではなく湯温が100℃のときの動粘度を表しているそうです。
- 20→5.6~9.3
- 30→9.3~12.5
- 40→12.5~16.3
- 50→16.3~21.9
- 60→21.9~26.1
高温粘度のほうは説明を読んでもよくわからなかったのです…💦
廃油パック
使用済みオイルを受ける容器です。
自治体の処分方法に従って廃棄することが可能です。
廃油パックをガソリンスタンド等に持っていっても引き取ってくれます。
ホームセンターでも売っていますが、バイク用に小さな容量はなかなか置いていないことが多いです。
ネットで買うほうが便利かも…。
ちなみに今回私は近所のホームセンターで購入しましたが、4.5Lの廃油パックでした。
バリオスⅡのエンジンオイルは全量でも2.6Lなので、2.5Lの廃油パックがあれば十分だと思います。
オイルジョッキ
側面にメモリがついているので容量を量りながら入れることができて便利です。
こちらも容量はいろいろありますが、私は1Lのものを購入しました。
ドレンパッキン
バリオスⅡの場合、内径12mmのドレンパッキンが必要です。
パッキンはオイル交換の度に交換するので、まとめ買いしておいて使うのが良いと思います。
パーツクリーナー
ボルトやその周辺の掃除に使います。
きちんと拭いて後始末していなかったら、オイル漏れが起きているのかがわかりづらくなります。
めんどくさくてもキレイにしてから締めることをオススメします。
ウエス等
ウエスではなくてもキッチンペーパーや雑巾でも可です。
私はメンテナンスで結構キッチンペーパーを代用します。
トルクレンチ
17mmのトルクレンチが必要です。
なければめがねレンチで代用可。
私はないのでスパナを使いましたが、オススメしません。
コインドライバー
コインドライバーも私は持っていないので、最初500円玉で代用しました。
曲がってレジで使えなくなりました…💦
代わりに同じくらいのサイズのものを買ってきて、モンキーレンチで挟んで使用しました。
それでも代用は出来るけれど、どうせ材料を買いにホームセンターに行くのならコインドライバーを買ったほうが良いのでは?と思います(笑)
エンジンオイル交換手順
廃油パックを準備
廃油パックを開けて、中の袋を外に折り込みます。
ドレンボルトの真下になるように設置します。
バイクを固定する
ギアを1速に入れておきます。
ブレーキをかけます。
エンジンオイルを抜く
17mmのトルクレンチでドレンボルトを緩めます。
(私はスパナしかなかったのでスパナでいきました。)
ボルトの頭が下になっているので、緩める向きが反対になります。
右から左に回すと緩みます。
ボルトが外れるとオイルが勢いよく排出されるので、ある程度緩まったら少しずつ手で緩めていくと良いです。
その時、上に力を加えながら緩めていくとギリギリまでオイルが排出されないです。
エンジンオイルを抜く前に暖気していると抜けやすいそうです。
なので私は暖気してから抜きましたが…待っていればいつか抜けるので、暖気はしてもしなくてもどちらでも良さそうです。
待っている間に他にできる作業があればしておくのも良いかもしれないですね♪
ドレンボルトを締める
オイルの排出を待っている間に、ドレンボルトをパーツクリーナーで拭いておきます。
新しいパッキンをつけて準備しておくと良いです。
排出が止まれば、トルクレンチでドレンボルトを締めます。
オイルフィラーキャップを外す
コインドライバーを持っていないので、硬貨みたいな部材を雑巾で挟んでからモンキーレンチで挟み込んで代用しました。
バイク屋さんが締めたものって結構固いんですが…モンキーレンチだったのであけやすかったです。
コインドライバーだと難しかったかも…(笑)
エンジンオイルを入れる
フィルター交換時は2.5L、フィルター交換しないときは2.1Lだそうです。
オイルジョッキにオイルを入れます。
1Lのオイルジョッキなので、満タンまでを2回と、0.1Lですね。
こぼさないように入れてきます。
今回私はフィルター交換しなかったのですが、2.1Lでは足りなかったです…。
レベルゲージを見ながらちょうどよい量になるように少しずつ追加しました。
暖気した後にオイルを量確認する
オイルを入れ終わればオイルフィラーキャップを締めます。
ある程度しっかり締まっていれば、力の底から締めなくても大丈夫です。
締めすぎると次回あけられなくなります(笑)
5分ほど暖気した後、しばらくしてからオイル量をチェックします。
チェックするときはバイクが水平の状態にしてからチェックすること☆
油面がゲージの上下のラインに収まっていれば大丈夫です!
まとめ
実は今回初めてオイル交換をしてみて、失敗がありました(笑)
交換後にチェックしたときはオイルゲージの真ん中あたりになっていたと思ったので作業を完了しました。
数日後、なんとなく気になってオイルゲージを確認してみるとなんだか下のラインよりも下にしか油面がなかったんです!
「それじゃぁ、つぎ足すか…」と次のお休みにつぎ足したんですが、勢い余ってオイルゲージの上のラインを越えてしまいました(笑)
前回のこともあるし、「しばらく走ると落ち着くかな?」と思って数日走ってみましたが結局ゲージはそのまま(笑)
これはヤバイ!
後日ドレンボルトを外して量を減らすという作業を行いました。
私みたいなことをする人はいないだろうけど、くれぐれも入れるオイルの量はキチンと量ってからにしてくださいね(笑)
エンジンオイルの交換頻度
- 3,000~5,000kmに1回
- それに達しなくても半年に1回は交換
準備物するもの
- エンジンオイル(10W-40)
- 廃油パック
- オイルジョッキ
- ドレンパッキン
- パーツクリーナー
- ウエス等
- トルクレンチ
- コインドライバー
エンジンオイル交換手順
- 廃油パックを準備
- バイクを固定する
- エンジンオイルを抜く
- ドレンボルトを締める
- オイルフィラーキャップを外す
- エンジンオイルを入れる
- 暖気した後にオイルを量確認する