仕事は人生の全てではないですが、仕事に捧げる時間というのは人生の中でも睡眠に次いで長いものです。ご自身の職場での立場や仕事に対する気持ち、周りの方々の仕事に対する姿勢をみてどう感じますか?
やりがいを感じ、生きがいを感じ仕事に向き合っている人も居るでしょうし、なかなかやりがいを見つけられずに悶々とした日々を過ごしている人もいると思います。もっと自分は評価されるべきだと感じているかもしれないし、良い上司に恵まれて評価されて充実して仕事と向かっているかもしれない…取り巻く環境は人それぞれです。
ですが、やはり仕事にやりがいを見つけられた方が仕事に対するモチベーションはあがります。今回はそもそもやりがいとはいったい何なのか?やりがいを感じられないときはどんな時なのか?そして、やりがいを見つけらえないときの対処法をお伝えしますね!
仕事の「やりがい」とは?
評価
- 適切だと感じる昇給や昇進がある
- 上司から状況を理解してきちんと労いの言葉をもらえる
- クライアントから信頼を得る
- 同僚や上司から認められる
- 成果をきちんと認めてもらえる
仕事と向き合ううえで、人からきちんと評価されるということはとても重要です。自分のしたことをきちんと評価してくれる人がそばにいるだけで、自分の存在価値を認められたような気分になります。そしてその気持ちが更に仕事への意欲を育ててくれるのです。
報酬
- 仕事に見合った収入がある
- 成果に応じた昇給がある
- 上司や同僚、クライアントから感謝の言葉をもらえる
- 業務をこなすうえで誰かの役に立っているという実感がわく
報酬というと金銭的なものを想像しますが、実はそれよりも感謝の気持ち、労いの言葉も大きな割合を占めます。人はやはり心で動くものです。感謝の気持ちを言葉で表されると評価されたと感じることが出来ますし、自分のしたことに対する報酬をもらえたと思えるものです。
将来性
- 会社の理念や展望に共感する
- 所属する部署やチームの目標を達成することに意義を感じる
- 今後の昇給やボーナスが見込める
- 自分の仕事の成果が会社や社会に貢献していると感じられる
将来性を感じられない会社に居るといくら日々頑張っていたとしてもなんとなく頭打ちな気分になります。自分がいくら成果をあげたとしても、将来の展望が明るくなければ成果をあげる甲斐を感じにくいものです。
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仕事に「やりがい」があった方が良い理由
「充実感」を得ることが出来る
「やりがい」があった方が良いかなくても良いかとなると、やはりあった方が良いです。
「やりがい」は仕事に対するモチベーションにつながります。達成感を感じることで仕事に対する「充実感」を得ることが出来ます。
「充実感」は日々の糧となります。また充実感を感じているときは、人生がうまくいっていると感じられる時です。
「やりがい」は「生きがい」につながります。充実した人生を送っていると実感出来ることは幸せを感じることにつながり、幸せを感じているときは人生がうまくいくものなのです。
自分自身の「成長」を感じられる
上司や同僚からの評価を得られるということは、自分自身の「成長」を客観的にも感じることが出来ることになります。自身の成長を感じられると満たされた気持ちになり、また次のステップへの後押しにもなります。
「成長」を感じることで次への成長の糧となり、更に成長を重ねていくことで評価もまた上がっていく…という好循環の渦の中に自分自身を巻き込むことが出来ます。満たされた気持ちで過ごすことが出来れば、充実した人生を送ることができるのは間違いないのです。
社会での「存在価値」を感じられる
正当な評価と報酬を得ることで、社会生活において自分自身の「存在価値」というものを見出しやすくなります。存在価値を感じることが出来れば、やる気や新しいことにチャレンジしようという気持ちもうまれやすくなります。
逆に何をやってもどんなに成果を上げても評価されないようでは、「存在価値」というものを見失いやすくなります。自分自身の存在価値を見出せない会社で働いていると、何をやっても無駄だと感じてしまいます。
「存在意義」を感じられるということは、仕事に対するやる気やモチベーションをぐっと上げてくれることなのです。
仕事に「やりがい」を感じられない理由
正当な「評価」を得られていない
自分では自分の気遣いや努力の結果得られたと感じていても、会社側から正当な評価を得られなければ「やりがい」という面では意味がありません。上司や同僚から評価を得られなければ、認めてくれる存在がないことになってしまいます。
自分が根回しして準備した案件を同僚が結果だけを持って行ってしまったらどうですか?
今までやってきたのは自分なのに…という気分になりませんか?
きちんと下仕事の部分まで見てくれる上司であれば、正当な評価は得られる可能性はありますが、結果だけを見る上司であれば正当な評価を得る可能性は低くなります。
同じようなことが何度も重なってしまえば、どうせやっても無駄だという気持ちになってしまいやすくなります。正当な「評価」を得るということはとても大切なことなのです。
プライベートな時間がとりづらい
仕事のためにプライベートな時間をすべて捧げてしまっていては、モチベーションは保ちにくくなります。やはり、プライベートも充実しているからこそ、仕事に対する気持ちも充実してくるものです。
「公」と「私」を切り替えることでリフレッシュができます。常に張り詰めた状態では長く持ちません。ONとOFFを上手に使い分けることが出来るから、また気持ち新たに頑張ることが出来るのです。
プライベートな時間がとりづらい日々を過ごしていると、自分はいったい何のために働いているのか…というところに陥りやすくなります。プライベートな時間は人生においてとても大切な「ゆとり」の部分なのです。
自分の能力を活かしきれていない
仕事の処理能力の高さは人それぞれです。とても頭の回転も速く仕事の処理能力が高い人が、単調なだけの仕事しか与えられなければ不満に感じるものです。
逆に処理能力がそこまで高くない人に高度な業務を求められても、自分の能力以上のことを求められると苦痛にしかなりません。
自分の能力を活かせる仕事に就くことが出来れば、「やりがい」は感じやすくなります。能力を会社が「評価」しているからこそ、活かすことが出来るのです。
自分の能力を活かしきれていないと感じるということは、会社側からの評価を不満に感じているということです。「評価」されない状況が続けば、もっと自分を活かせる場所があるのでは?となってしまいますね。
「やりがい」を見つけられないときの対処法
自分にとって「大切なもの」が何かを考え直す
人それぞれ「大切なもの」は違います。人生において、もしくは日々の生活において、自分が「大切」だと感じているものはなんなのか考えてみませんか?
- 家族や恋人との時間がなにより大切だ
- お金を得ることが何よりも大切だ
- 自分自身の成長を感じられることが大切だ
- 趣味にかける時間が大切だ
- 仕事で認められることが大切だ
- 独立開業するための技術を磨くことが大切だ
自分の「大切なもの」が見えると、どうすれば充実感を得られるかがわかります。あなたが「大切にしたいもの」はなんですか?
「譲れないもの」を理解する
生きていれば、譲歩したり妥協しなければいけないことはたくさんあります。その中でも、どうしても「譲れないもの」はなんですか?
- 家賃が高くてもいいから通勤時間が短いところに住みたい
- 給料は安くてもいいから定時で帰れる仕事がしたい
- 競争相手のいる職場で切磋琢磨して成長したい
- 残業がどれだけあってもいいからたくさん稼ぎたい
自分にとってどうしても「譲れないもの」を理解すれば、それ以外のことは妥協することが出来ます。
「譲れないもの」がわかれば、どこに落としどころがあるかが見えてきます。「譲れないもの」を譲らないためにどうするかを考えることが「やりがい」につながっていくものですよ。
「どんな自分でありたいか」を意識する
人生を考えたときに自分自身が「どんな自分でありたいか」「将来どんな自分になっていたいか」を意識することは大切です。
「どんな自分でありたいか」がわかれば、そのために何をしなければいけないか、何を捨てなければいけないかがわかります。取捨選択をすることによって人生の優先順位が決まってきます。
優先順位が決まれば、選んだ優先順位の中から人生を組み立てることが出来ます。組み立てたなかから「やりがい」を見つけることだってできますよ。
まとめ
仕事に「やりがい」を感じられれば、ワクワクした毎日を過ごすことが出来ます。楽しい人生を送ることが出来れば、幸せに生きることが出来ます。
「やりがい」を無理に見つける必要はないですが、ないよりあった方がより充実した人生を歩めるものです。
仕事の「やりがい」とは?
- 評価
- 報酬
- 将来性
仕事に「やりがい」があった方が良い理由
- 仕事で「充実感」を得ることが出来る
- 自分自身の「成長」を感じられる
- 社会での「存在価値」を感じられる
仕事に「やりがい」を感じられない理由
- 正当な「評価」を得られていない
- プライベートな時間がとりづらい
- 自分の能力を活かしきれていない
「やりがい」を見つけられないときの対処法
- 自分にとって「大切なもの」が何かを考え直す
- 「譲れないもの」を理解する
- 「どんな自分でありたいか」を意識する
自分の人生や自分の仕事と社会との関係性を見つめ直して「自分だけの仕事」や「やりがい」を見つけることが出来れば、人生はもっと充実したものになります。大切なのは自分自身が幸せだと感じながら日々生きていくことですよ。