私がソロでもデュオでもバイクのときも車のときも愛用しているのが、ヘリノックスのチェアです。
買った当初は結構奮発した感はありましたが、デザインや座り心地のよさに今でも満足しています。
ただ…夏は涼しくて良いのですが、少し寒くなってくるとおしりや腰のあたりからの冷えが気になっていたんです。
座布団やブランケットをお尻の下に敷いて座ったりしていたのですが、せっかくならカバーがあればもっといいんじゃない?と思い作ってみました♪
もし作ろうと思っている方がいれば参考になるかな?と思い、まとめてみました♪
作ろうと思ったけどやっぱり買うか…となった方は、最後にオススメ3選載せています(笑)
良ければどうぞ~♪
手作りチェアカバーのつくり方
市販のも良いけれどちょっと手作りしてみようかなと思った方に…☆
私が作った手順になります(๑´▽`๑)
型紙をとる
ヘリノックスのチェアって基本曲線で出来ています。
型紙を取らずに生地を直接あててつくることも可能です。
今後別デザインでも作る可能性があったり、生地をどれくらい買う必要があるかを事前に知っておきたい方は型紙をとることをオススメします☆
型紙は市販の型紙用の用紙を買ってきても良し!
新聞紙やシーチングの生地を当てて作っても良いと思います。
私はA4のコピー用紙を両面テープでくっつけて大きな紙にしてつくりました。
ヘリノックスをシート部分に直接用紙を置いて型紙をつくります。
ネットで見ると組み立てた状態でとっている方もいらっしゃいました。
どちらでもやりやすい方で良いと思います。
精巧に作るのであれば、背中面・座面・左面・右面の4つの部品にわけることをオススメします。
私は面倒なので背中面と座面で1枚、左右はひっくり返して使うことにしたので1枚にしました。
つまり型紙の枚数は合計2枚です。
この時、型紙自体にどの部分なのかを直接書いておくと良いですよ。
写真の型紙は実際の仕上がりの寸法で書いているので、縫い代分をわかるように継ぎ足しておきます。
縫い合わせる部分は2cmくらい、背面に回る部分は縫い代部を合わせて12cmくらい余分目に取っておきます。
(背面にかぶせてひっかける部分を作るため)
生地を切る
作った型紙を元に生地を裁断していきます。
不安な人は余分目に切っておいても良いけど余分が大きすぎると端の処理が面倒になるのと厚みが出てしまうので、要注意です!
今回私が作ったのはおしりや腰の寒さ対策のため、アルミの断熱シートを中にいれた3層構造です。
表にした生地が滑りやすかったので、座面のみ滑り止めシートもかましたので一部4層構造になっています(笑)
とにかく冷えてくる時期に焚き火を前に座ってヌクヌクと過ごしたいのです(๑´▽`๑)
生地を縫い合わせる
直線なら待ち針だけで仮止めして縫っていくのだけれど、ヘリノックスのチェアは曲線で出来ているので、面倒だけど事前に仕付け糸で縫っておいてからミシンをかけることをオススメします。
ちょっとした手間だけれど、するとしないとでは作業の楽さが格段に違います。
私はアルミシートを中に入れるので、先にアルミシートを…
私はマスキングテープを貼ってその上から縫いましたが、シーチング生地や薄めの紙やすりなんかでも良いと思います。
型紙をちゃんととったつもりだったけれど、どうもおかしなことになりました(笑)
中に入れちゃうから気にしない気にしない♪ってことにしちゃいましたが…💦
表地を縫い合わせた状態がこちら☆
柄がずれています性格です仕方がありません…💦
結構柄を合わせるのは大変なので、左右は無地もしくは左右のみ柄の生地にするという手もアリかと(๑• – •`๑)
私みたいに気にしない方はこういう状態でも問題ないと思います!
背面ですが、サイズが合っていて動きそうになければそのままでもOKです。
私は上と下はそのままにして、左右のみゴムを縫い付けました。
キレイに仕上げようと思えばゴムは生地に隠してしまう方が良いと思います。
どうせ見えない部分だからと、私は裏返しにすればそのまま見える状態ですが…求めるクオリティによって、変えてください(笑)
手作りのメリット
世界に1つだけのチェアカバーが手に入る
限定の柄やコラボアイテムを選べば市場に出回っている数の少ないギアを手に入れることは出来ますが、さすがに市販のものでは基本世界に1つだけのものはありません。
自分で作ってしまえば、間違いなく世界に1つしかないチェアカバーになります。
材質や柄が思い通りのものが出来る
市販のものでなかなか自分の好みにガッチリはまることって少ないですよね。
自分で作ってしまえば、生地の柄や材質からすべて自分好みのものが出来上がります。
もちろん、好みの生地が見つかれば…ですが💦
ちなみに私が作ったチェアカバーは生地で販売されているもののなかに好みのものが見つけられなかったので、Nitoriの座布団カバーを使っています。
本当はブランケットで思い描いた柄が売っていればよかったのですが見つけられなかったので、座布団カバーで代用となりました。
座布団カバーだとサイズが小さいため、縫い合わせてつなぎ合わせてから裁断するという回り道をして手間がかかりました。
生地探しにはブランケットくらいで探すのが良いと思います💦
ギア愛が過熱する
やっぱり自分で作ったとなると、もともとお気に入りのギアだったとしても愛着は更に倍増します。
私はチェアを設置するたびにニマニマが止まりません。
ついつい、「これ作ったんだよ!」って主張したくなります(笑)
手作りのデメリット
とにかく面倒
採寸して型紙をとって生地を選んで買ってきて裁断して…ってなると、かなり面倒です。
普段から手芸に慣れている人であれば大丈夫だと思いますが、ミシンをいつでも使える状態にしてある人も少ないのではないかと思います。
生地を切ればゴミが出るし、糸くずのゴミって結構ちらかって部屋が汚れるんですよね。
生地を広げて製作するので、ある程度広い場所も必要です。
準備も作る手間もかかると思うとかなり面倒な作業です…。
時間がかかる
ミシンを使えば早く縫えるとはいえ、手芸はミシンで縫うまでにすることも多いです。
アイロンがけもそうですし、待ち針や仕付け糸で縫う作業なんて地味に時間がかかります。
ちょっとしたスキマ時間で作るには作業スペースをとることを思うと、不向きですよね。
ちなみに私のチェアカバーは製作に3~4日かかりました。
仕事を終えて食事や家事を終えてからの夜の数時間を使いましたが、途中で面倒になってくる瞬間がありました(笑)
お金もかかる
よく「手作りだと材料費が抑えられるから安くできて良いよね」って言われますが、そうでもないです。
材料費だけで市販のものを余裕で買えたりすることも多いです。
生地や糸そのほかの手芸用品は決して安いものではありません。
今回私が作ったチェアカバーの材料費で5,000~6,000円くらいです。
いかに市販のものが安く流通しているか…ですよね。
(モノによりますが。)
それでも手作りを勧めたいその理由とは!?
それでも、私はこだわりがある方ほど手作りした方がいいと思っています。
理由はもちろん、妥協することなく納得したものが手に入るから。
- ここはこうなっていて欲しいけど仕方がないか。
- 裏はこういう風にしておいてほしいけど諦めよう。
- これがちょっと嫌なんだけどなぁ…。
自分で作ってしまえば、こういう気持ちにならなくてすみます。
ただやっぱり作るのは大変です。
思い描いたようには仕上がらないし、作っていると時間がどんどん過ぎて行っちゃいます。
それでも手作りすれば、クオリティが低くても自分の思った通り(に近い)ものが手に入るし、なにより時間をかけて自分で手作りしたものだと大切に使います。
小さいものでも良いので、ちょっと自分で作ってみませんか?
おまけ☆オススメチェアカバー3選
作ろうと思ってここまでたどり着いたけど、読んだらやっぱり買う方が楽だという結論に達した方の為に…☆
テンマクデザイン コットンチェアカバー
あったか素材ではないですが、やっぱり1枚追加されるだけで寒さはずいぶん軽減されます。
自分で作るとこうはいきませんが、サイズがバッチリでカバーがイスからずれることがありません。
背面もかっこいい!
やっぱり市販のものは違いますね!(当たり前)
チェア本体とチェアカバーとの間に使い捨てカイロなんて入れておけばかなりあったかいと思います。
もちろんその場合、低温やけどには十分注意してくださいね。
Mag Cruise ぬくぬくヒーターチェアカバー
ヌクヌク素材にUSB式のモバイルバッテリーで使えるあったかチェアカバーです。
カバーは丸洗いが出来て衛生的☆
温度調節が3段階で出来るスグレモノです!
しかもモバイルバッテリーを使うことを想定してあるので、モバイルバッテリーケースまでついています!
自動電源OFF機能がついているので、ついついうたた寝しちゃったときも◎
とはいえ、低温やけどのは十分注意してご使用くださいね。
Helinox(ヘリノックス) SeatWarmer(シートウォーマー)
中綿の入ったチェアカバー。
ヘリノックスを愛用されている方には、カバーもヘリノックス製にしてみるのも良いのではないでしょうか?
Mag Cruiseのように電源であったかくなるタイプではないけれど、中綿が入っているのでジワジワあったかくなってくれます☆
まとめ
私は結構自分の思い描いたものがないと、「作ってみよう♪」ってチャレンジしてしまう人間です。
焚き火台を入れてキャンツー時に積載しやすい収納ケースが欲しいと、焚き火台ケースを作ったこともあります。
先日は火の粉が飛んでも穴があきにくいように綿素材のレジャーシートを作りました。
家の中にも手作り作品が結構あります。
棚にカーテンに収納ケースに…。
どれも、素人の作ったものだからよく見ると粗が結構あります。
でも不思議と気にならないんですよね。
自分で頑張って作ったからだと思っています。
作るのは大変だけれど、ちょっと頑張ってチャレンジしてみませんか?
手作りチェアカバーのつくり方
- 型紙をとる
- 生地を切る
- 生地を縫い合わせる
手作りのメリット
- 世界に1つだけのチェアカバーが手に入る
- 材質や柄が思い通りのものが出来る
- ギア愛が過熱する
手作りのデメリット
- とにかく面倒
- 時間がかかる
- お金もかかる
オススメチェアカバー3選
- テンマクデザイン コットンチェアカバー
- Mag Cruise ぬくぬくヒーターチェアカバー
- Helinox(ヘリノックス) SeatWarmer(シートウォーマー)
素敵なキャンプライフを(๑´▽`๑)♡