私は焚き火が大好きでキャンプに行くので、キャンプに行って焚き火をしなかったことがありません。
設営後陽が沈む前から焚き火が始まり、撤収の朝も早朝から焚き火をしています。
薪はキャンプ場の売店で販売するものを買ってきますが、置く場所は地面です。
最初は束ねてあるものをそのまま置いていても、くべるのに薪を選んだりしていくうちにどうしてもバラバラと薪が散らかって行っていました。
毎回焚き火をしながら、薪を直置きにしているのでなんとも雑然としたサイトになっていることと、時間が経つにつれ煙が出て燃えにくくなっていくことが気になっていました。
そんなときにふとたどり着いたのが、薪置台(薪スタンドもしくは薪ラック)です。
これは…画期的なんじゃない?!と早速買って使ってみることにしました。
キャンツーにオススメ薪スタンド 4選
バンドック 薪キャリースタンド
組み立て式のスタンドに薪キャリーを載せるタイプです。
スタンドは中にショックコードが入っているので、ただカチャカチャ組み立てればOK☆
結構カンタンです。
薪キャリーは布製ですが、持ち手が木になっていて持ちやすいです。
キャリーにはオーソドックスな薪の束が2束入っても持てるくらいのサイズです。
持ち手に木が入っているので運ぶ時も端がダランと下がってしまうことがなく、薪が安定して持ちやすいです。
私はこれを買ってから、薪を買った後運ぶ心配がなくなりました(๑´▽`๑)
ただ、組み立ててセッティングした後動かすのがカンタンとは言いづらいです。
私は移動するときには上からスタンドの交差になっている部分の下に手を入れて、抱きかかえるような感じで移動させます。
薪キャリーの持ち手や薪キャリー本体のどこかだけを持って移動しようとすると、スタンドとキャリーが離れてしまう可能性があります。
危ないというほどではないですが、注意は必要です。
DOD となりのまきちゃん
DODの製品って結構個性的なネーミングが多いです(笑)
この薪スタンドも…忘れづらい名前ですよね。
確かに隣の薪だけど、「まきちゃんかぁ…女の子なのか…」って思いました(笑)
となりのまきちゃんは一般的な薪の3~4束分をのせることが出来るので、結構大容量に対応☆
段ボール箱に薪を入れて使っている人にはこちらをオススメしたいです。
段ボール箱はたくさん入って便利だけど、見た目のかっこよさは断然まきちゃんに軍配が上がります。
キャリーがバッグ式になるのも良いですよ。
キャリーの中で薪を固定するベルトがあるので、固定したうえで運ぶことが出来ます。
なにより持ち手が長めなので肩掛けバックのように運べるのが便利です。
肩にかけた方が負担は少なくなりますしね。
フレームはショックコードでつながっているので、差し込むだけで組み立ては完了しちゃいます。
簡単で便利で力持ちな薪スタンドなんです☆
ハングアウト ログキャリー with スタンド
(出典:https://hangout-online.jp/item/FIRE_SIDE_ITEMS/LGS-325-OL/)
こちらのキャリーはバンドックのものと同じく、持ち手に木がはいっているタイプです。
バンドックのものと違うのはスタンド!
パタンと開くタイプなので、安定感があります。
加えてキャリーのハトメの穴にさして固定するので布はずれにくいです。
スタンドの形状上、薪スタンドを設置した後の移動も楽に出来るようになっています。
レイアウト変更がカンタンに出来るよは良いですね☆
ただスタンドの形状上だと思いますが、今回ご紹介しているなかで最も重く重量は2.5kgになります。
1kg違うだけといえばそうなのですが、その1kgがどう感じるか…で変わってくるかもしれないですね。
FLYFLYGO 薪バッグ&薪スタンドのセット
今回紹介する中で最軽量なのがFLYFLYGOの薪スタンド。
1kgをきる980gは、驚きの軽さです。
軽さを追い求めたからなのかフレームがやや細めですが、開くタイプのスタンドですので安定感があります。
キャリーは長めの持ち手なので肩にかけて運ぶことが出来るのが便利ですね。
スタンドにキャリーをセッティングした状態でも、持ち手をもってスタンドごと移動出来るのも大きなポイントです。
レイアウト変更って、意外に多いんですよね。
気になると言えば足がそんなに開かないのでやや重心が高い点です。
強風のときは倒れやすくなるかもしれないですね。
でもそれを差し引いても、デザイン的にも機能的にもポイントは高め☆
オススメの薪スタンドです♪
比較表
BUNDOK 薪キャリースタンド | DOD となりのまきちゃん | ハングアウト ログキャリースタンド | FLYFLYGO 薪バッグ&薪スタンド | ||
材質 | フレーム | スチール | アルミ合金 | スチール | アルミニウム合金 |
生地 | コットン100% | 綿 | 帆布(持手:天然木) | 帆布 | |
サイズ | 約460×430×390mm | 約W660×D410×H510mm | W430×D455×H325 mm | ||
梱 包 | 約400×140×140mm | 約W360×D170×H120mcm | 480××380×140mm | 430×100×100mm | |
重 量 | 約1.75kg | 約1.3kg | 2.5kg | 約980g | |
カラー | カーキ | カーキ・ブラック | オリーブ・ネイビー | カーキ・ブラック | |
静止耐荷重 | 30kg |
薪スタンドは本当に必要なのか?
実際に薪スタンドを購入して使いはじめていますが…私にとっては画期的なものでしたが、人によっては必要性を感じないギアになるなと感じています。
そもそも薪がどんな状態でも気にならない人は気にならないし、気になる人は気になるし…というところですね。
キャンプギアに限らずですが、実際に使ってみてやっぱり必要なかったとなるのがイチバン悲しい買い物だと思います。
自分にとって本当に必要な買い物なのか…今一度考えてみませんか?
薪スタンドがあった方がいいのはこんな人
薪を地面に直置きしたくない人
薪を直置きするとデメリットがたくさんありますよね。
- テント周りが雑然としているのが嫌だ
- 薪で足をひっかけてしまう
- かためて置いておいたはずの薪がどんどん広がって行ってしまう
- 濡れた地面に置くことで薪が水分を吸って湿気てしまう
とにかく直置きが嫌だと思っている人は、薪スタンドの購入を検討してもいいかもしれません。
サイトの見た目を良くしていたい人
薪を直置きしていると、どうしても雑然とした雰囲気になりますよね。
キャンツーだからラックなんかは持っていけないから、どうしてもタープの下は雑然としていた私…。
写真を撮ってみても、なんかいろいろごちゃごちゃしていて残念って思っていました。
薪スタンドを買って使ってみたところで、調理用具や食材たちは料理している間は私の周囲に雑然と置かれた状態です。
だから薪スタンドを買ったからって解消されるわけではないけれど…でも、調理が済んで食材や調理用具を片付けてしまえば、結構スッキリしてきます。
スッキリした状態になると、薪スタンドあって良かったなって思いますよ。
焚き火台の横に薪スタンドがあると、なんとなく焚き火していてもテンションが上がるし、買って良かったと私は思っています。
焚き火をしたときに煙が出るのがとにかく嫌な人
例えば草や芝のサイトだと、どんなにお天気が良くてもある程度の水分を含んでいます。
水蒸気は基本的には上に上がっていくので、どうしても地面からの水分を薪が吸うことになります。
水分を吸えば燃やした時に煙がたくさん出ちゃいますよね。
土砂降りの日に薪を直置きする以外の選択肢がなければ、焚き火はむしろあきらめた方が良いのかも (笑)
私は雨でも焚き火がしたいので、レジャーシートの上に薪を置いて上からまたレジャーシートをかぶせていましたが…。
薪スタンドに置くことによって、地面から水分を吸うことを防ぐことが出来ます。
煙が出るのを少しは防げるかもしれません。
雨の日はとりあえず濡れているところから離して置くことが出来るのは薪スタンドの大きなメリットですよね。
でもそもそも煙の量は、販売している薪の乾き具合がどんなだかにもよります。
針葉樹と広葉樹だと、針葉樹の方が乾燥しやすいです。
火持ちが良いのは広葉樹だと言われていますが、煙が嫌な人は針葉樹で焚き火をするという選択肢でもいいかもしれません。
薪スタンドがなくてもいい人
薪を地面に直置きしても気にならない人
キャンプにいって地面に物を置くことをいちいち気にしないおおらかな人は、薪スタンドもなくても良いかと思います。
見た目も大事だけど、見た目よりも本質の方が大事ですもんね。
大切なのはキャンプを楽しめているかどうかなので、直置きを気にしないという人は購入の必要がないと思われます。
映えなんて気にしない人
インスタで素敵な写真を投稿しているオシャキャンパーさんは憧れるけど、別に自分はそこまでしなくてもいいと思っている人や、もともとそんなこと気にしない人にはなくても良いものだと思います。
薪スタンドってだってただ薪を置く場所っていうだけですからね…。
そんなもの地面でいい!って思う人には本当に不要なだけなんですよね。
私にとっては画期的なものでしたが…。
薪スタンドを使うメリット
薪の置き場所を変えるのが楽になる
薪を直置きしていたときは、ちょっと配置換えするのに大量の薪を移動させるのが大変でした…。
数本ずつ何回にもわけて移動していたのが、薪スタンドを買ってからはスタンドを移動すれば配置換えは楽々になりました。
私は特にソロキャンプのときは、自分のポジションが決まるまでは結構ちょこちょこと配置換えや自分が移動したりテントの位置の微調整をしたりと、いろんなものを移動させることが多いのです。
薪スタンドがあるおかげで移動のストレスはかなり減りました。
高さが出て取りやすい
キャンプではレジャーシートを敷いてその上でお座敷スタイルにすることもあるのですが、基本的にはイスに座って過ごします。
椅子に座って火の番をしていて薪を追加するときにちょっとかがまないといけなかったのが、薪スタンドを使うようになってからなくなりました。
ちょうど焚き火台と薪スタンドの高さって似通った高さになることが多いんですよね。
目線や姿勢を大きく変えることなく焚き火に向き合えるのは、より焚き火に集中出来て幸せな時間です☆
薪が地面からの湿気を吸いにくい
やっぱり湿気を吸いにくくなるのは大きいです。
もちろん販売されている薪は半年~1年かけてしっかり乾燥されてるものばかりだし、芯がしっかり乾いていれば表面が多少濡れても問題はないです。
でも、気持ち的には違いますよね(笑)
草や芝のサイトは地面が水分を含んでいるので、晴れている日でも前日の天気の具合によっても水分量が変わってきます。
水はけが悪いキャンプ場なら晴れていてもぬかるんでいることだってあり得ます。
その地面に直置きすれば、さすがに濡れるのは必至です。
もちろん、焚き火をしながら薪を乾かして使えば表面の水分は比較的飛びやすいです。
でも、最初から地面に置かなければ必要以上に濡れることはなくなりますよね。
薪を運びやすくなる
(出典:https://hangout-online.jp/item/FIRE_SIDE_ITEMS/LGS-325-OL/)
正直薪スタンドを買うときに運ぶことまで考えていませんでした。
先日連泊キャンプをしたときに利用したキャンプ場は、売店がキャンプ場の外にあるキャンプ場でした。
ものすごく混んでいたので、スペースのあるところ…と探して、私が設営したのはキャンプ場の最奥。
売店からはもっとも距離のある場所になりました。
でも連泊だから薪はたくさん欲しい!と設営後売店まで薪を買いに行ったのです。
自分のことは力持ちだと思っていたので、2束くらいは運べるでしょと思い、薪を2束買ってサイトまで運んだのです。
薪ってかなり重たいんですよね…。
1束だいたい7~8kg。
2束積んだまま両手で抱えて歩きました。
両手で抱えるにも2束だから抱えても両手は届かなくて、持っていると痛いし重いし数分おきに休憩して歩きました。
地面に置いて休憩すると次持ち上げるのが大変だからとにかく必死でした(笑)
薪スタンドを買ってから出かけたキャンプ場では、そのまま薪の束を薪キャリーに入れてキャリーを手で掴んで持ち運びが出来るようになりました。
両手で持ち手を持てば安定して歩くことが出来るし、手がしびれてくることもなかったです。
サイトについてからも、組み立てたフレームにキャリーをくっつけるだけの手軽さ…。
本当に、なんて便利なの!って感動しちゃったんです!
実際に薪スタンドを使ってみて感じたこと
薪を運ぶのが楽になった
薪スタンドは薪キャリーにもなるので、その点ものすごく楽になりました。
重たいのは変わらないけれど、持ちやすさが全然違います。
持ち運びしやすくなったので少しだけストレスが減りました♪
私が勝ったのはBUNDOK 薪キャリースタンドですが、どの薪スタンドもキャリーとしての機能があります。
BUNDOK 薪キャリースタンドとハングアウト ログキャリースタンドは持ち手が木になっています。
端まで木が通っているので両端がダランと下がることなく持ちやすいです。
DOD となりのまきちゃんとFLYFLYGO 薪バッグ&薪スタンドのセットは持ち手が結構長めに作ってあるので、カバンのように持てるのが良さそうですね。
どの薪スタンドにしても薪を両手で抱えて持ち運ぶ必要がなくなるので、とても運びやすくて負担も少なくなりますよ☆
サイトが整った
もう本当にコレはうれしいです。
なんといってもざっくばらんとしたサイトは落ち着きに欠けますから…💦
定位置を決めてあげることで薪もサイトの一部になります。
薪が直置きされているとどうしてもごちゃごちゃしたように感じやすいですが、薪スタンドに置いてあるだけでスッキリ落ち着いて見えるから不思議です。
写真に写しても絵になるし、テンションも上がるのでオススメです。
(個人差がありますのであくまで私の主観ですが…💦)
夜露には結局濡れる…
薪を直置きしなくなると、地面からの湿気を吸うのを防ぐという意味では改善されます。
ただ、夜露には結局濡れます。
ですので次の日の朝にも焚き火をする予定の方は、薪スタンドになにかカバーをかけるなり、車であれば車に入れておくかテントの中に入れて就寝するなどの工夫が必要になりそうです。
正直、夜露は上から降ってくるんだと思っていたのですが、どうもタープやテントの濡れ具合をみると、霧のようなイメージで思っているほうが良さそうです。
まとめ
薪スタンドを買って感動している私ですが、正直これはいる人といらない人で結構分かれるギアだなと感じました。
いや、キャンプギアなんて全部そうなのかもしれないけれど…。
それでもキャンツーでもオススメしたい薪スタンドはこちら☆
キャンツーにオススメ薪スタンド 4選
- バンドック 薪キャリースタンド
- DOD となりのまきちゃん
- ハングアウト ログキャリー with スタンド
- FLYFLYGO 薪バッグ&薪スタンドのセット
「薪スタンドは本当に必要なのか?」と考えた時、それこそ個人差があるのだけれど、こんな感じに考えてもらったら良いかなと思います。
薪スタンドがあった方がいいのはこんな人
- 薪を地面に直置きしたくない人
- サイトの見た目を良くしていたい人
- 焚き火をしたときに煙が出るのがとにかく嫌な人
薪スタンドがなくてもいい人
- 薪を地面に直置きしても気にならない人
- 映えなんて気にしない人
メリットデメリットを思うと、使うことによって発生するデメリットは荷物が増えることくらい?
メリットの方が多いとは思うけれど、そもそも必要か必要じゃないかという部分もあるので、それも踏まえて検討してみてください。
薪スタンドを使うメリット
- 薪の置き場所を変えるのが楽になる
- 高さが出て取りやすい
- 薪が地面からの湿気を吸いにくい
- 薪を運びやすくなる
実際に薪スタンドを使ってみて感じたこと
- 薪を運ぶのが楽になった
- サイトが整った
- 夜露には結局濡れる…
素敵なキャンプライフを…(๑´▽`๑)♡